pandoraの玩具箱

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三角関係もここまで来ると……

瀬戸内寂聴の若かりしころの華やかな恋愛遍歴はドラマになったりもしたので、知ってる人は知ってると思う。この本は「知ってる」状態で読むほうがいいのかな。まるっきり知らない人が読んだら、瀬戸内寂聴をモデルとした主人公が出家するくだりで脳裏に「?」が点滅するかもしれない。

あちらにいる鬼

あちらにいる鬼

 

主人公と恋人(モデルは著者の父)とその妻(モデルは著者の母)の、ちょっと凡人には理解しがたい三角関係。面白いけど……自分の親のことをよくぞここまで書けるもんだな。書かれた側の瀬戸内寂聴もすごい。本のオビに「作者の未来は、いっそうの輝きにみちている。百も千もおめでとう」とあり、肝の据わりかたが尋常ではない。